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活動レポート

開催報告「ブルーオーシャン作戦② 潮干狩りの前に、みんなでプラ干狩り~ペットボトル200本分のマイクロプラスチックを掘り起こそう~」(2022年4月16日)

開催報告「ブルーオーシャン作戦② 潮干狩りの前に、みんなでプラ干狩り~ペットボトル200本分のマイクロプラスチックを掘り起こそう~」(2022年4月16日)
ブルーオーシャン作戦②「プラ干狩り」
4月16日、大阪・東京を中心に、国内計16都道府県の海辺で、計230人余りがプラスチックごみを拾う活動をし、活動前後にオンライン交流をしました。今回は、潮干狩りの貝を掘り起こすがごとく、砂の中に埋もれる小さなプラスチック片を、ザルやスコップを用いて掘り出し集めました。

昨年11月に、フィリピン・インドネシアと共に実施した「世界同時!ブルーオーシャン作戦 ごみ拾いで国際交流」に続き、海洋プラスチック汚染問題に取り組む第2段です。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。
ブルーオーシャン作戦②「プラ干狩り」
大阪・二色の浜(貝塚市)にて

ウィンドサーフィンびよりの強風で肌寒い中、お子さんからシニアまで125名の皆さんとともに、潮干狩りの貝を掘り起こすがごとく、砂の中に埋もれる小さなプラスチック片を、ザルやスコップを用いて掘り出し集めました。

とは言え、小石や貝殻もたくさん埋もれているので、最終的には指で一つ一つつまんで拾い集めるという、コツコツと地道な作業。
参加の皆さんで約2時間かけて根気良く取り組んだ結果、375gのプラごみ片が集まりました。ペットボトルなど大きなごみは、ごみ袋6袋分を拾いました。車のタイヤも落ちていました。

大阪・二色の浜(貝塚市)にて
砂浜にライン上に集まる人々が、海の生き物を救う

ごみ拾いを始めた最初は浜一面に広がっていた皆さんの姿が、時間が経つと、やがてライン状に収束してきました。なぜでしょう?

浜には、満潮から干潮への変わり目、海面が最も陸に上がった時の波打ち際に、波に打ち上げられた漂着物が置き去られます。木枝、海藻、貝殻・・・など。ここに、元は何だったか分からないほど小さなプラごみが、特にたくさんあるのです。海に流出したプラごみが長年かけて砕け、海中を漂ったり海底に沈んだりしていたものたち。
海の生き物が食べてしまっていたかもしれない小さなプラごみが、浜に打ち上げられたことで、私たちに拾われることとなりました。

砂浜にライン上に集まる人々が、海の生き物を救う
東京・城南島海浜公園つばさ浜(大田区)にて
ペットボトル200本分のマイクロプラスチック回収実験「プラ干狩り」。
城南島海浜公園では、44人が2時間かけて307g。200本分4kgの8%にも届きませんでした。
回収することの大変さを証明する結果に、、
東京・城南島海浜公園つばさ浜(大田区)にて
全国「プラ干狩り」の結果

今回の活動で、いったん環境中に出てしまい砕けてしまった小さなプラごみ片を拾い集めることが、どんなに大変なことか実感し、そもそもごみを環境中に出さない心がけが大切だとつくづく思いました。

大阪の皆さんで集めた小さなプラごみは、重さで言うと375g。東京および全国を合わせても約1 kgで、日本で年間1人が使用するペットボトル約200本分(約4 kg)の4分の1でした。
しかし個数で言えば1人当たり100個以上は拾ったと思うので、全国で2万個以上は拾ったことになります。ということは、小さなプラごみを海の生き物たちが食べてしまう機会を2万回以上減らすことに、私たちは貢献しました!

全国「プラ干狩り」の結果
アジアのためのチャリティごみ拾い
今回はチャリティごみ拾いということで、参加費から実費を除き、アジアでの「ごみ問題の改善」活動の支援に使わせていただきます。チャリティへのご協力に感謝いたします。

海洋へのプラスチック流出量上位には、アジアの国々が多く入っています。またごみによって自らの生活環境も衛生的とは言えない状態になっています。背景には貧困問題もありますが、そのような中でも自ら活動に立ち上がる人々を応援してください。

アジアのためのチャリティごみ拾い
主催・後援・協力

※共催:公益社団法人アジア協会アジア友の会、「ステハジ」プロジェクト

※後援:大阪府、株式会社OSGコーポレーション株式会社ウォーターネット

※協力:象印マホービン株式会社、タイガー魔法瓶株式会社、ピーコック魔法瓶工業株式会社、株式会社DESIGN WORKS ANCIENT、株式会社アカカベ、株式会社Fast Fitness Japan

※日本財団と環境省の「海ごみゼロウィーク活動」に参加しています。

イベントのお申込み・お問い合わせは
こちらからお願いいたします。

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