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Emergency disaster recovery support

地震や台風といった自然災害の被害を最も大きく受けるのは、貧しい人たちに他なりません。貧しい人たちほど危険な場所に住んでおり、防災設備を整える経済的余裕がない上に、被害を受けた後に生活を立て直す力も持っていないからです。
1978年のインド・西ベンガル洪水被災者支援に始まり、これまでに国内外の地震や火山噴火、台風、サイクロンなどの被災地において、31回以上の緊急支援および復興支援を行ってきました。

フィリピン 台風ハイエン

2013年11月にフィリピンで観測史上最大の台風が直撃し、死者・行方不明者7703名、家屋損壊114万軒、総人口の14%に当たる1320万人が被災しました。フィリピンでの長年の活動経験を活かした情報収集により、現地提携団体と共に、物資配布など迅速かつ確実な緊急支援活動を行いました。その後、生活復興支援として、家の修繕やシェルター建設、野菜の種配布や水耕栽培支援により農業再開や所得改善を、またボートや漁網など漁業資材を配布し、漁業再開を支援しました。

ネパール中部地震

2015年4月の地震発生翌日に現地入りし支援活動を開始しました。5月の余震で被害が拡大し、死者約9000人、全半壊家屋が88万棟以上、被災者約280万人となりました。食料や医薬品など緊急物資の配布、その後復興に向けて、仮設校舎の設置や就学支援、水道パイプラインの復旧、仮設住宅建設、バイオガスプラント修繕、トラウマケア、家屋再建、校舎再建、婦人会の起ち上げ、農業技術支援、避難袋の配布、チャリティコンサートなどを実施しました。現在は持続可能な地域づくりをめざして、大規模揚水システムの設置および農業基盤づくり事業を実施しています。

日本国内の災害でも復興支援を行っています

東日本大震災

2011年3月に発生した東日本大震災では、主要幹線道路が寸断され、支援が届きにくく被害が甚大な宮城県南三陸町にて活動しました。発災直後から初動調査および炊き出しや生活物資の配布を行い、その後は地域の復興や生活再建に向けて、地場産品加工場・直売所の設営や、就業支援、仮設住宅での交流支援など行いました。地域の最新情報を伝えるコミュニティペーパーも発行し、生活と経済の再生によるコミュニティ再構築を目指し、地元の人が中心となり自立して活動が継続できる仕組みづくりに調整協力し、NPO法人夢未来南三陸が設立されました。また、被災地復興支援を目的に南三陸を訪れるスタディツアーも実施しました。

熊本地震

2016年4月に最大震度7の地震が熊本県・大分県を襲い、家屋が倒壊し、多くの人が避難生活を強いられました。被災状況やニーズの初動調査から始まり、炊出しや食料配布、避難所の運営支援と被災者ケア、仮設住居への移住支援、仮設団地の見まわり支援やふれあいの場設置事業、自治会活動支援事業などを実施し、仮設団地の被災者が困難なく安心して生活できるよう支援しました。

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