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Outcome

私たちは、アジアを中心に13か国で
合計2,301基の井戸・パイプラインを
設置してきました

JAFSの水支援活動のあゆみ

  • 1980年代

    1980年 インドで初めての井戸建設

    1980年、マハラシュトラ州ナグプール市ググリー村に1基目の井戸を、現地団体EDCIと協力して作りました。EDCIはJAFSの現地提携団体第1号となり、井戸周辺にはEDCIの事務所および農村開発訓練所プラガティセンターができました。井戸により水くみの重労働から解放されて、子どもは学校へ通えるようになり、女性は裁縫や織物、男性はレンガづくりなどの訓練の機会が得られるようになりました。また周辺村人へはセミナーにより、コミュニティ組織化や問題解決のための力を養いました。
    このような井戸から教育、経済的自立への開発支援の形は、インドでのEDCIとの活動をもとに築きあげられ、その後のJAFSのアジアでの活動方法の骨格となりました。

    1980年の画像

    第1号井戸周辺の現在の様子

    1980年の画像

    第1号の井戸建設の様子

    1980年の画像

    建設の調査団

  • 1990年代

    1994~1999年
    フィリピン・パンダン町に
    水道パイプライン建設

    1980年 インドで初めての井戸建設

    1990年の画像

    海水混じりの井戸水が使えないので、
    川の水を利用する親子

    1990年の画像

    水道パイプライン工事の様子

    1990年の画像

    町の水場で蛇口から安全な水が得られるようになった

    パナイ島アンティーケ州パンダン町では、海水混じりで不衛生な水が原因の病気で、子どもをはじめ多くの村人が命を落としていました。この窮状を伝えるフィリピン人留学生の声に立ち上がり、1994年、湧水を水源とし10kmに及ぶパイプライン建設に着手しました。1999年の完成までに1億円の寄付協力と、通算18回のワークキャンプで延べ260人以上のボランティア参加を得て、フィリピン住民も協力し、多くの困難を乗り越えたJAFS最大のプロジェクトとなり両国の友情も育みました。
    現在、経営・維持管理は「パンダン水道公社」にしっかりと引き継がれ、約2,700世帯(約14,000人)に給水されています。水道を機に現地提携団体AFSパンダンが設立され、水源を守る環境保全、青少年育成、教育支援、障がい者支援などの活動に発展しています。

    このプロジェクトは、映画「セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙」のモデルになりました

    日本とフィリピン両国のボランティア達の献身により、戦争の傷を乗り越え9年もの歳月を費やし完成した
    フィリピン・パンダンの水道建設工事にまつわる感動の実話を映画化!

  • 2010年代

    2015年~ ネパール・シンドゥパルチョーク郡で
    揚水式水道パイプライン建設
    (現在も実施中)

    首都カトマンズからわずか80キロ地点の山間地にあるインドラワティ村。シンドゥパルチョーク郡の中でも枯渇エリアとして農業による生活が成り立たず、男手の出稼ぎにより生計を維持している中、2015年の大地震で全世帯の98%以上の家屋が倒壊し村の存続危機となった。緊急支援後、持続可能な地域を目指したいとの住民の希望により、村の名前になっている川の水を揚水し、1,000世帯(約5,000人)に給水する事で、生活の安定と共に地域ぐるみでの農業生産活動のための準備を現在実施中。揚水の本線が完成し、現在支線部の建設を行っている。完成後は一人45L以上の水の確保が出来、基本的な生活確保と共に健康、食生活、生産活動、教育、人材育成、環境等の改善活動を村落組合委員会を中心に村人たちの手によって実施されます。

    1972年の画像

    子どもたちも水を間近で使える日を心待ちにしています

    1978年の画像

    揚水用パイプラインの施設工事

    1978年の画像

    集落へ配水する水タンクと元栓設置

活動実績

  • ネパール

    インド

    マハラシュトラ州
    ガッチロリ県レクトラ村

    元あった井戸は夏には枯れるので溜め池の水を使っていました。困った村人は自ら井戸を掘ろうと試みましたが、大きな平石が多く成功しませんでした。贈られた井戸は夏でも水が十分で、生活が向上しました。

  • ネパール

    インド

    マハラシュトラ州
    アムラワティ県ウドヘド村

    長年の飲料水不足で井戸を切望しており、村人自身で井戸の場所を定め、政府の許可も得ましたが、資金が足りず建設には至っていませんでした。支援を受けてやっと井戸が完成し、遠くまでの水くみから解放されました。

  • ネパール

    カンボジア

    タケオ州トレアン郡
    タマダ村

    農業と家畜飼育のほか、出稼ぎで生計を立てる貧しい村です。残された女性や子どもが1km離れた不衛生な溜め池に毎日水くみに行くのは大きな負担でした。井戸ができ、安全な水が近くで得られるようになり、生活が向上しました。

  • ネパール

    カンボジア

    タケオ州トレアン郡
    ニール村

    従来の水源は溜め池で、その水が汚れていることを村人は皆知っていますが、利用するしかありませんでした。井戸が贈られると知り、村人たちも農作業を休んで井戸用地の整備など手伝いました。井戸から安全な水がいつでも手に入るようになり、村人は感謝しています。

  • ネパール

    スリランカ

    中部州キャンディ県
    マルガマンデニヤ村

    川や溜め池の水を利用していた村に完成したポンプ式井戸は、養成教員だけでなく、小学校の生徒や村人も使うことができます。清潔な水の入手に困っていましたが、安全な水を飲めるようになり、とても感謝しています。

  • ネパール

    スリランカ

    ウバ州バドゥッラ県
    パラマハンカダ村

    飲み水は、遠くの井戸まで子どもや女性が歩いて水くみに行くか購入していました。家の水がめに貯めておくと蚊が発生し、マラリアやデング熱の原因にもなっていました。手洗いも十分できず感染症も多くありましたが、贈られた井戸のおかげで衛生的な生活を送れるようになりました。

  • ネパール

    ネパール

    シンドゥパルチョーク郡メラムチ Word No.9 ジャナリ地区

    村の女性たちは、山を800m下った水源まで毎日数往復し、2時間かけて水くみをしていました。家の近くで水を得る夢が叶ったのを機に、新しい地域づくりへの機運も高まっています。

  • ネパール

    ネパール

    シンドゥパルチョーク郡
    インドラワティ村

    発展から取り残された少数民族の村です。元の水源が地震により枯渇したため、山向こうから引いた水をタンクに貯めて集落の共同水場に配水するパイプラインを整備。安心して水を使えるようになりました。

  • ネパール

    バングラデシュ

    ジャマルプール県
    ジョカBDP小学校内

    小川や溜め池の水を使っていましたが、モンスーン期以外は水位が下がり水が汚れます。安全な飲み水を得るには雨水をためるか、遠くの村のポンプ式深井戸を使わせてもらっていました。村にポンプ式深井戸ができ、病気の心配や遠くへ水くみに行く必要がなくなりました。

  • ネパール

    バングラデシュ

    ジャマルプール県 ニワメモリアルBDP教員養成センター内

    川や溜め池の水を利用していた村に完成したポンプ式井戸は、養成教員だけでなく、小学校の生徒や村人も使うことができます。清潔な水の入手に困っていましたが、安全な水を飲めるようになり、とても感謝しています。

  • ネパール

    フィリピン

    ヌエバエシハ州
    トラモ村

    飲み水は、遠くの井戸まで子どもや女性が歩いて水くみに行くか購入していました。家の水がめに貯めておくと蚊が発生し、マラリアやデング熱の原因にもなっていました。手洗いも十分できず感染症も多くありましたが、贈られた井戸のおかげで衛生的な生活を送れるようになりました。

  • ネパール

    フィリピン

    ヌエバエシハ州 カビアオ町サンフェルナンドスール村

    小川や溜め池の水を使っていましたが、モンスーン期以外は水位が下がり水が汚れます。安全な飲み水を得るには雨水をためるか、遠くの村のポンプ式深井戸を使わせてもらっていました。村にポンプ式深井戸ができ、病気の心配や遠くへ水くみに行く必要がなくなりました。

  • ネパール

    ミャンマー

    サガイン県
    ヴァルパバン村

    インドとの国境近くの貧しい村。従来の井戸は高台にあり夏は枯渇し水トラブルが起きていました。贈られた井戸は水が十分で野菜や家畜にも行き渡るので、生活が向上しました。

  • ネパール

    ミャンマー

    サガイン県
    タナン村

    毎年夏には干ばつが起こり、従来の露天式井戸は干上がっていました。より深く掘る必要のあるポンプ式井戸を設置いただき、年中水を得ることができ、飲み水にも農業被害にも困らなくなりました。

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