家が流され橋が崩落~インドネシア・スマトラ島の水害被災地から

11月下旬にサイクロンによる豪雨で被災したインドネシア・スマトラ島のアチェ州。現地提携団体AFSアチェと共に被災者支援活動をするため、JAFSスタッフが被災地に入りました。
激流に川岸が削られ家が流された家族、1階の天井まで水に浸かり、押し潰されたり泥まみれになった家。
2か月経っても、自力で少しずつ家の泥を掃除していますが、家財もほとんど使えない状態で、生活するのは未だ避難所や親戚の家という人が多いです。
道路が崩壊したり橋が崩落している箇所も多数あり、復旧工事も少しずつ進んでいますが、政府によると全ての復旧完了まで3か年計画だそうです。



道路が寸断された先には車は入れず、せいぜいバイクか徒歩が交通手段。橋が無くなった場所では、手作りロープウェイや渡し舟で、人・バイクや物を運んでいます。未だ孤立する集落が多数あります。

井戸があった家や村でも、泥をかぶり使えなくなった井戸がたくさんあります。市街地に近く水道インフラがあった村こそ、水道が被災した今、井戸が必要になっています。水道が復旧するまで1年はかかるそうです。

私たちは現地提携団体AFSアチェ(CEUDAH)と共に、べネルメリア県の山間孤立集落を中心に、ビールン県にも食料を届ける活動をしています。
べネルメリア県には、橋の崩落のために車が入れない集落が多くあります。例えば写真の橋。崩落箇所は短いですが、仮に架けた手作りの木の橋は、人かバイクしか通れません。

ここからが、私たちのモトクロスバイクチームの出番です!途絶えた橋の向こうには、待っている人がいます。車から食料を積み替えて出発。険しい道も多々乗り越えて、奥へ奥へと届けてくれました。
奥のほうの村では、災害直後に政府から一度食料支援があったきりだった、来てくれてありがとう、食料を届けてくれてありがとうと、声を震わせて感謝されたそうです。あなたたちを忘れてないよ、という気持ちを一緒に届けていると思います。
また1月から始まった新学期に学用品を準備できない家庭には、リュックと文具を届けました。受け取った女の子が、リュックを開けたり眺めたりしながら何度もにんまりと微笑んでいたのが印象的でした。





また、洪水の泥水をかぶり水道インフラが被災したビールン県クブ村には、この支援活動で初めての井戸が完成しました。
水道があった所こそ、水を得るほかの手段に乏しいですが、これで遠くから水を運ばなくても家の泥掃除ができます。川に行かなくても水浴ができます。
まだまだ1基では村全体をカバーできませんが、第一歩です。井戸業者さんも、自宅がまだ泥だらけの状態での掘削作業でした。
現地提携団体AFSアチェ(CEUDAH)と共に、村々の村長さんや地区コーディネーターさんと相談しながら、水供給を支援する活動をしています。
(ジャパンプラットフォームJPFの助成、および当会へのご寄付により活動しています)


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