教育支援里親、子ども・ストリートチルドレン、学校
アジア里親の会
対象地域 : バングラデシュ、ネパール、カンボジア、フィリピン、インド
安全な水が手に入ったことにより、水汲みの重労働から解放された子どもたちは、就学の機会を得ることができます。 しかしながら
- 家族が経済的に貧困のために学校に行かせることが出来ない
- 就学したとしても青年期になると家計を補うために仕事に付き学校を辞めざるをえない
- 近辺に学校がない
- 両親が教育への理解がない
など様々な理由により、十分な教育を受けることができない子どもたちが多くいます。本会は、子どもたちが安心して学校に通えるように、「アジア里親の会」という教育里親制度を通じて、アジア5ヶ国の子どもたちが継続して学校に通えるように取り組んでいます。
HIV/AIDS感染の子ども支援
対象地域 : インド タミルナードゥ州ディンディガル県・ナマカル県
タミルナードゥ州ディンディガル県、ナマカル県は非識字層の移動労働者が多く、貧しいがゆえに、出稼ぎ先の都心部にて性交渉を持ち、HIV/AIDSに感染し、地元にて拡大させています。 本会は HIV/AIDSの影響下および感染している家族と子どもを対象に支援を行っています。支援内容としては、抗HIV薬購入支援、栄養価の高い食材の購入、IV/AIDSの啓発教育などを行っています。
ストリート・チルドレンの保護・教育支援
対象地域 : フィリピン カビテ州ダスマリネス町パリパラン
路上生活から解放された元ストリートチルドレンの子どもたちが学校教育から立ち遅れないように就学から卒業までを支援しています。 また、環境教育を通したリーダシップトレーニングよる意識啓発、劣悪な生活環境からトラウマを抱える子どもたちのメンタルケアを実施しています。
栄養改善
対象地域 : ネパール
ピトゥリ村スリーサンティ小学校の生徒、および就学前クラスの子どもたちを対象に、週に一度、子どもたちの栄養不足を補うために卵と牛乳の給食支援を実施しています。 あわせて栄養学習を、その学校を含め本会とかかわりのある小学校6校の子どもたちを対象に実施し、栄養知識の習得を行っています。
学校建設支援
本会では30数年にわたって各国に井戸を作ってきました。これにより、子ども達や女性は水汲みという重労働から解放され生活環境が向上し、教育への関心が高まり就学や識字教育を望む人々が増えてきています。 これを受けて、本会では1996年インド・ビジャプールに『日印友好学園コスモニケタン・ハイスクール』を建設。以降ネパール、タイ、インドネシア、カンボジアなど9ヶ国の学校校舎を建設しています。 また学校だけでなく、職業訓練学校や、女性のための伝統工芸教室などの活動も行っています。
成果(2019年3月現在)
*学校数及び研究施設、コミュニティーホール数を含む
国 名 | 2018年度建設数 | 校舎棟累数 |
---|---|---|
インド | 4 | 24 |
インドネシア | 2 | |
カンボジア | 1 | 42 |
タイ | 10 | |
中国 | 1 | |
ネパール | 4 | *42 |
パキスタン | 2 | |
フィリピン | 1 | 8 |
ベトナム | 3 | |
合 計 | 10 | 134 |