ネパールからの報告~震災被災地復興プロジェクト

 

ネパール、シンドゥパルチョーク郡インドラワティ村10地区(旧ボテシパ村)にて2019年3月20日より、震災復興プロジェクトを開始しました。大規模な揚水システムの建設と農業プログラムを実施しています。地域の住民たちが自立して持続可能な地域づくりを行えることを目指します。

 
◆プロジェクトの背景

 この地域は2015年4月にネパール中部で起きた大地震により被害を受けた地域です。JAFSは震災後、物資支援や住宅再建、学校再建や小規模の水道パイプライン設置等の支援を行ってきました。
 水資源に関しては標高の高い地域で十分な水資源がなく、さらに地震の影響で水脈が変動したために水を得ることが難しい状況です。また、村人は現在トウモロコシやヒエ、大豆を自分たちや家畜が食べるためだけに栽培をしています。農作業は全て天水のみに頼っている状態です。
           <→右写真>村のトウモロコシ畑

◆プロジェクトの目的

 ボテシパ村の約1,000世帯(約5,000人)に安定した水を供給するための水インフラ設備が構築されます。また、水インフラ設備は飲料水のみではなく、農業用水としても活かすことができます。農業技術指導を行い、後の農業生産向上のための基盤をつくります。

◆実施中の活動

①揚水システムの建設
 村を通るジャンディ川近くの井戸水を約800m上に設置する貯水タンクまで揚水します。途中、4ヶ所に貯水タンク、ポンプ、ポンプハウスを設置し、パイプラインで徐々に水を揚げるシステムです。

 揚水システムを構築後、各集落に配水するパイプライン、貯水タンクや農業用貯水槽の建設も計画しております。各集落に水が行きわたり、さらに家庭の近くまで配水される共同水場の設置も構想しています。

<→右写真>
段階Aの取水口、貯水タンク、
ポンプ、ポンプハウス設置場所

 

②農業グループの形成・トレーニング
 村内の各集落から人選したメンバー21名に農業トレーニングを行っています。リーダーシップトレーニングもあわせて行い、グループのメンバーが後に各集落のリーダーとして活躍できることを図ります。

 

※このプロジェクトは平成30年度日本NGO連携無償資金協力支援事業「シンドゥパルチョーク郡における安定的な農業地域を目指した水インフラ設置と農業生産向上の基盤づくり」として、49,432,261円の助成を受け、実施しています。

 

ページトップへ