アフガニスタン・パキスタン地震 緊急支援活動報告
2015年10月26日の午後、アフガニスタン北東部バダフシャーン州を震源とした、マグニチュード7.5の地震がアフガニスタン、パキスタンを襲った。
パキスタンのカイバル・パクトゥンワ州(旧名:北西辺境州)ディール県にも被害が及び、多くの住民が、家や家財道具、収入の糧であるヤギなどの家畜を失った。被災者は、現在無事だった住居の人たちと同居し、日々不安な生活を送っている。
本会の現地提携団体PAFSは、震災翌週から現地入りし、1週間の被災地調査後、2村(各村200世帯)の被災者を選んだ。
選択基準として家屋が倒壊した被災者で、貧困ライン以下にて生活を送っている人選び、支援を行った。
支援地は、ディール県上部のジャバール村、同県下部のサドバール村。配布物資は、米、小麦粉、紅茶、砂糖、キルトセーターなど1世帯当たり、合計US$100/パッケージ分の物資を配布した。
PAFSの支援活動前は、物資が届かず、多世帯が同居しながら生活を送っているため不安な生活を送っており、 厳しい冬がくるため、キルトのセーターなどの支援は、被災者を心に安堵をもたらした。