ホームレスに暖かく眠れる夜を~インドからの報告

 インドのマハラシュトラ州ナグプール市にある提携団体AFSナグプールでは、2020年から冬季に、貧しいホームレスの人々に対し、緊急支援活動を始めました。

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 ナグプール市内には、路上にビニールシートで屋根を張って、かろうじて雨露をしのぐだけの場所に住むホームレスの人々がいます。冬の最も寒い日でも日中は20℃を超え、最低気温も10℃を下回ることはありませんが、暖かい服も持ち合わせず、足元は冬でも裸足かサンダル履きのホームレスの人たちが路上で眠るには、十分寒い環境です。

 このホームレスの人々が少しでも暖かく冬を越せるように、2020年1月に毛布を配布しました。皆、生活の厳しさからか無表情のまま毛布を受け取っていましたが、積極的に手を伸ばして求める姿に、ホームレスの人々が欲している物を手渡すことができたと実感しました。

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 もう1カ所、今後新たに支援を始めようとしているバンデワディパルディ・スラムでも、2020年2月4日に毛布配布と保健指導をしました。ここはナグプール市の外れにあり、ごみ集積場がすぐそばにあります。

 スラムの女性、とりわけ高齢女性に、今年のとても寒い冬を越せるように毛布を配布し、また、より良い健康づくりのための意識啓発をしました。

このスラムの人々は貧しく苦しい生活で、ごみ集積場から発せられる有害な臭気に悩まされています。人々の収入源は、ごみ集積場でプラスチックなど有価なごみを拾い集めて売ることです。そのためごみ収集車が集積場に入って来ると、彼らは走り寄ってきて収集車に群がります。集積場には手製の小さなテントが建ててあり、集めた物を貯めています。皆、朝から晩まで集積場の劣悪な環境に身を置いてごみを集めており、家族総出で働く姿も見られます。

これらの状況から、私たちはこの地域が少しでも良くなるように支援活動を始めようと思ったのです。今後、このバンデワディパルディ・スラムの子どもたちに教育や食事を与えられるセンターをつくろうと計画しています。

JAFS提携団体AFSナグプール&グラム・セワ・サン 代表 ビシャール・パランジャペ

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