ネパール中部大地震被災者支援活動

ネパール中部大地震被災者支援活動

◆第1次支援(2015年4月26日~5月6日)
支援活動内容:ネパール地震被災者の生活再建基盤作りのための食料、生活物資、インフラ 
       復興のための初動調査事業
配布物資内容:米・ラーメン・毛布・医薬品・タオル・マスク、ほか生活物資

◆第2次支援(2015年5月17日~6月21日)
①シンドゥパルチョーク郡ボテシパ村、ビムタール村の全世帯、チョータラ、バタセ/ ダーディン郡 /ドラカ郡ジリ近郊の村の約2,700世帯及び手の届いていない地域に食料及び生活物資配布
②シンドゥパルチョーク郡ボテシパ村の学校支援事業として仮設校舎設置 7棟
③学校への文具、制服等の支援

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第3次の活動報告(2015年7月17日~9月12日)
①学校の再建及び就学のための支援(教育クラスターに基づく支援)
    a.仮設校舎の建設3棟
    b.学用品及び通学かばん、制服支援
    c.学校備品及び机椅子の設置
    d.トイレ、飲料水の供給
    e.破損個所の修理
    f.トラウマケア 等
②飲料水供給事業(水源が地震により枯渇した集落)3集落
③仮設住居者への食料、物資支援
④モニタリングにより生活の状況把握とその対応

 地震より5か月が経ったネパール、復興は進んでいるものの被災地とそうでないエリアとの日常生活の差が大きく開くと同時に、被災地の山間部は地震で地盤がゆるんでいるところに雨季の水を多量に含み、あちらこちらで地崩れ、崖崩れが生じています。
移動中、道路際の斜面が崩れて道が封鎖され、数時間足止めを食うこともしばしばの状況。物資や資材を運ぶにも予定通りに進まない毎日です。
 地震被害は家屋倒壊等、個人的な被害が甚大ではありますが、本会は皆の平等性を第一に、物資支援と公共設備の復興を中心に考えた支援事業を実施。あわせて、被災者の人々が地震(余震)の中でも基本的な生活条件が確保され、復興に向かって歩めるように考えたプロジェクトを実施していきます。

 特に教育面ではいち早く子どもたちの就学復帰が課題となり、最大の被災地の一つ、シンドゥパルチョーク郡の国連主導で行われている教育クラスターのメンバー(日本のNGOとしてはJAFSが唯一加盟)となり学校復興にかかわることにしました。これまでに7校舎を完成し現在3校舎の設置を実施中。
 本会は校舎の不足を補うだけでなく子どもたちの教育環境と安全を考えた設置方法を現地との話し合いで実施したことが、村人や学校、加えてシンドゥパルチョーク群の教育課からも大きな評価を得ています。
 その結果、本会へ仮設設置の依頼が増大してきている。

 今後は地震により経済的に不安定になった家の子供や、親を亡くした子供のための就学支援として本会の教育支援事業「アジア里親の会」で教育サポートを実施する準備をしています。現在46名の子どもたちへの支援要請があります。

 7月末からの3次支援を実施始めた折にとても驚いたことがありました。首都カトマンズより東12キロ離れたバクタプール市で未だ共同テントで暮らしている人たちが多くいること、そして食事も配食のみで、お茶さえも飲む事が出来ていない事。他の多くの地域では食べ物の支援は十分になったと聞いていた折に「食べ物の支援が欲しい」と言われたことは、信じられない思いでした。その後、月2回ですがネパールの2回の食事の間に食べるカジャ(=おやつですが、日本のお昼に近いもの)を提供することとしました。しかしその地域が8月末の洪水により近くの川が氾濫し多くを流され、また、テントが浸かってしまい人々は行き場を失っている状況です。

 この人たちへの今後の支援を検討していると同時に同じような仮設生活者への食事提供などを実施しています。都会の比較的貧しいエリアの被災者は食べていく術がない人たちが多く、夫が精神的な病で定職につけず妻が編み物の内職で2人の子供を育てている婦人、小作で働いていたがその雇い主が地震で亡くなり雇用先を失った初老の男性等、人々は多くの問題を抱えています。地震以前から多くの課題があったネパール、この地震でさらにそれは大きくなりました。
 まだまだ色々な課題がある中ですが、“人々が自分たちの力で前に進むことの大切さを失わない支援”を考え、共に手と手を取り合って復興に向けて進んでいきたいと考えています。
日本からの応援は現地の人々の大きな力へと変わります。日本ではほとんどネパールの現状の報道が無い今日であると思いますが、どうぞネパールの人たちのことを忘れずに声援をおくっていただけましたら幸いです。

◆第4次の活動予定内容
 ①学校の再建及び就学のための支援(教育クラスターに基づく支援)仮設校舎の建設4棟
 ②水源が地震により枯渇した集落の飲料水供給事業 2~3集落
 ③仮設生活者への越冬支援及び食料支援
 ④モニタリングにより生活の状況把握とその対応
 ⑤壊れたバイオガスプラントの修繕

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