インドからナマスカール!⑪IDカード

プライマリースクールの子どもたちは、胸からプラスチック製のIDカードをぶら下げています。11_1 IDカード、子どもたちは “アイデンティティー” と呼んでいます。 カードには、名前、学校名、村の名前、住所、誕生日、保護者の連絡先、学年、校長先生の署名とケイタイ電話の番号等が、数字以外すべてカンナダ語で書かれています。 なぜ校長先生のケイタイ番号が書かれているかというと、学校には普通の据え置き型の電話はなく、あるのは先生方それぞれが持っているケイタイ電話だけだからです。 日本は普通の電話機が少しずつ普及し、その後にケイタイ電話利用が進んできましたが、インドの田舎は電話がまったく無い状態から、 一気にみんながケイタイ電話を持つようになりました。   有線の電話機よりもケイタイ電話の方が新しい技術ですが、インフラ整備の面を考えたなら、基地局を建てるだけでいいケイタイの方が、簡単、低コストで田舎まで普及させることができたのでしょう。 それに利便性も高いですし。 インドの何もないような田舎にも、高くそびえるケイタイ電話のタワーが点在しているのをよく見かけます。 新年度が始まって間もない頃、学校にプロのカメラマンがやって来て、IDカードに使う子どもたちの写真を一枚ずつ撮っていきました。   11_2 子どもたちは写真が大好きです。少し緊張した面持ちで、自分の順番が来るのをワクワクしながら待っていました。 子どもたちのIDカードを見て、驚くことが二つあります。 (と言っても数字しか読めないのですが・・・)   ひとつは、新年度のはじまる6月1日生まれの子どもが多いということです。 これは親が子どもの誕生日を正確に記録(記憶?)していないケースが多く、それでとりあえず新年度第一日目の6月1日を誕生日にしているとのことです。 もうひとつは、プライマリー入学は日本の小学校入学と同じ満六歳のはずですが、実際には、それよりも数ヶ月早い子どもも入学し、そのまま進級していっているということです。 インドでは幼稚園に行かずにいきなりプライマリー入学という形が多いのですが、その際に、満六歳に満たない子どもでも、二ヶ月、あるいは四ヶ月程度なら、大目に見て入れてもらえるのだとのことでした。 インドでは、すべてのことが驚きの連続です。

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