インドからナマスカール!⑬ 辛(カラ)

13_1 食べ物の旨味には、酸・苦・甘・辛・鹹(しおからい)の五味があると言われていますが、インドでは、その中でも “辛い” というところが突出しているように感じます。     インドの食べ物と言えばカレー、辛いものという印象を持ちますが、日本の一般的なカレーとは異なるものの、どんな料理にも香り豊かな各種スパイスが使われていて、それがカレー風味と言えばそう言えなくもありません。     13_2 その香りのベースとなっているのが強烈な辛さを持つチリ(唐辛子)であり、インド料理で多用されるチリは、日本料理の味噌や醤油に匹敵する重要な調味料となっています。       辛いものを食べると毛穴が開き、汗が噴き出します。 これは体を緩め、冷やす陰性の働きであり、インドのように暑い国では、こうした陰性の食べ物が好まれるのは理にかなっています。 またチリには強い殺菌作用があるので、冷蔵庫をほとんど使うことのないインドでは、衛生面でも大きな働きをしているものと思われます。 町の市場ではチリが山積みになって売られていて、田舎の村でもチリを売る行商人の姿が見られます。13_3 この山盛りになったチリは、プライマリーの校長先生のお宅にあったものです。 一般家庭でもこれだけの量のチリを使うのです。 なぜかチリとともに赤い布、そしてひとかけらのニンニクが乗っています。 インドの辛い料理は日本の激辛相当が標準レベルで、まだ幼い子どもたちが、激辛の食べ物を平然と口にしている姿には大いに驚かされます。 幼い頃から辛いものを常食していると耐性ができるのでしょう。 日本人がヒーヒー言いながら大汗をかいて食べている横で、まったく汗をかくことなく涼しい顔をして激辛料理を口に運んでいます。 慣れとは本当にすごいものです。 あまり辛いものに耐性がない日本人は、インドでインド人たちと同じものを食べるのは難しいでしょう。 またあまり無理しすぎると、お腹が緩み、下痢をする危険性があるので要注意です。 面白いもので、こちらの言語カンナダ語では、辛いことを “カラ” と言うそうです。 町には日本メーカーの製品があふれ、親日的感情を持つ人が多いインドとは、意外と深いルーツにつながりがあるのかもしれません。  

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