ネパールからの報告②

52016052601月20日を迎え、ようやく20軒すべての壁が完成しました。屋根16軒に付き軒を作る作業にほとんどがはいっています。壁の完成は窓枠とドア枠の完成が職人さんが病気で数日寝込んでしまったためにはめ込んで壁を作るための遅れとなりましたが、村の人たちも職人さんたちもとてもよく働かれていて、短い期間での完成につながっています。ただ、今の悩みは建設に必要な水が不足し、停電が続いていることです。今回の建設はレンガとセメントを利用していますので、とてもたくさんの水が必要です。現在乾季の真っ最中で水源の水量が一番減る時期ですが、建設に適しているときです。山の中の村で、水を運ぶことが出来ないためにその作業は順調のようで村人たちの中での調整でどうにかつながっています。その日セメントの作業がある家や前日にセメントで壁塗りをした家は、貯水タンクからの排水栓が開けられる4時と同時に水が使えるように準備を整えて待っています。7時には一旦栓が閉められるために村の朝はとっても早いです。4時半にはほとんどの人が起きて家の用事をし、7時前には建設作業が始まります。なので太陽が一番高い午後1時からはしばらく休憩時間になります。村人はこの時間で既に8時間以上働いていますのでもちろん疲れる時間です。

それにしても村の人たちの仕事の多さには驚きます。しかしその仕事の中身が農村部では今も20年前もほとんど変わらないことにも更に驚きます。食べるもの暮らしに必要なもの、ほとんどが自分たちの手で作られその中での暮らしです。

今回、私たちのこの家屋建設は安全安心な暮らしを復旧させ防災に強い地域再生を行うと共に、次の段階の地域づくりにつなげていくことがもう一つの目的です。水が無いこの時期、村では野菜を食べることが出来ません。果物もありません。毎日豆のスープとジャガイモ。鶏をつぶすことが出来るなら肉のカレーが加わります。病院が無く診療所のみのこの村で健康に暮らすためには、まずはバラエティー豊富な野菜が食卓に並べるようになることがその近道にように思います。栄養調査に入った25年前と同じような思いを感じる今日この頃です。

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